高２の娘が武田塾へ通い始めた当初の状況をお伝えします。
武田塾の勉強方法は娘に合うのだろうか？
今までほとんど勉強していなかった娘の勉強習慣は身につくのか？
自学自習をちゃんとできるようになるのだろうか？
苦手な英語を克服していけるのだろうか？
武田塾へ入塾し、娘がどのように勉強に取り組んでいったかをお伝えしていきます。
第２回までのストーリーの概略
・２０２２年７月、自称進学校で落ちこぼれていた高校２年生の娘が突然「私、東大、目指す」と宣言
・「東京大学 現役合格」と紙に書いて、自分の部屋に掲げて東大合格を目指し始める
・８月の終わりに東大本番模試で偏差値２９．５のＥ判定で自分の現在地を否が応でも知る
・学校の進路希望調査で「東京大学志望」を提出し、自他ともに勉強するしかない状況に追い込まれる
・９月に勉強するために塾を探し始める
・「河合塾現役館」、「東進ハイスクール」、「武田塾」の無料体験を受ける
・１０月下旬に「家から自転車１０分で近くて通いやすい」、「参考書での自学自習の勉強法を身につけられる」、「逆転合格を目指す」の理由で武田塾に入塾
この記事は、埼玉県の県立高校の自称進学校に通う娘が、東京大学の受験へ向けてのストーリーです。
今回は第３回目です。
第２回めに引き続き２０２２年１１月～２０２３年の年明けまでの娘の勉強の状況を記載しています。
武田塾へ入塾（個別管理特訓Ｓ（英語１課目））し、娘の勉強習慣は身に付き、勉強への取り組みが変わっていくのかをお届けしていきます。
・武田塾で勉強習慣は身に付くのか？
・武田塾の勉強計画で娘の英語力は向上するのか？
・参考書の自学自習の要領を身につけられるのか？
・東進の「全国統一高校生テスト」の結果
・スタディプラスでモチベーション維持
・年末年始の娘の勉強への取り組み
などをお伝えしていきます。
以降は都度、記事をアップしていき、２０２４年３月の大学受験合格発表までのストーリーをお届けしていく予定です。
ちなみに東京大学合格体験記ではありません。
実際にどの大学に合格し入学するのかは、現時点では分かりません。
あくまで東大志望の受験生の体験談ですので、ご理解のほどよろしくお願いします。
大学受験をしている高校生やその保護者の方の参考になれば幸いです。
娘のプロフィール（２０２２年７月東京大学を目指し始めた時点）
・埼玉県の県立高校（自称進学校：偏差値６０代）に通っている高校２年生
・学校での定期テストの順位は１年の頃から３２０位前後（約３５０人中）
・英語が苦手で数学が比較的に得意
・塾に通っていない
・学校の課題の未提出がたまにある
・水泳部に所属
・高校受験で燃え尽きて勉強へのやる気が全く見られない
・勉強習慣が全くできていない
・いつもスマホをいじって、手放せない
父親の僕自身は娘の大学受験へ向けての勉強を通じて大学受験について研究を始めました。
大学受験の研究が楽しくなって娘のために情報を調べてあげたりと、娘の受験勉強を応援している立場です。
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武田塾で勉強習慣は身に付くのか？
学校以外の勉強時間がほとんど無かった娘にとっては、まず始めに改善をしたいことが、勉強習慣を身に付けることでした。
娘はとにかく家では勉強ができないタイプでした。
机の上はプリントが散乱、部屋に入るとベッドの上でスマホをいじる悪習慣が身に付いていました。
そんな娘でしたが、武田塾に入塾したところ、ほぼ毎日のように武田塾へ通うようになりました。
その理由を述べていきます。
家から自転車で１０分の距離は通いやすい
娘が通う武田塾は家から自転車の１０分のところに位置していて、通いやすい環境だったのが大きいと思います。
学校のある日は、部活をして夕方に家に帰ってきてから、夕食を食べて塾へ行くという日課でした。
いったん家に帰ってしまうと落ち着いてしまうというデメリットはあります。
しかしながら、夕食をすぐに家で食べることができるメリットの方が大きいですね。
学校の近くですぐに寄れるのもメリットではありますが、夕食を別途準備（外食も検討）するか、帰宅してから夜遅くご飯を食べるというのは、金銭的にも健康的にもデメリットとウチでは考えました。
休みの日は、自分の行きたいタイミングですぐに行けるのも良かったですね。
遊びに行って帰ってきた後にすぐに行くこともできますし、逆に朝から塾に行って、その後に出かけることもできます。
やはり、家からの距離が近い（塾へ通うのにかかる時間短い）のは、大きなメリットとなります。
毎日の課題と確認テストの管理体制で勉強せざるを得ない状況にする
武田塾は授業しない代わりに担当の講師がついて、塾生の勉強を管理することに特化した塾となります。
週１回の勉強指導（武田塾では特訓と呼んでいる）において、次の１週間の勉強範囲を日毎に決めます。
次の特訓の際に勉強範囲の確認テスト（小テストのようなもの）を実施して８割以上正解したら、次の範囲へ進むことができます。
勉強習慣が付いていないと何を勉強して良いか分からないし、自分の実力が付いているのか、まだ身に付いていないのかが分からない状況になります。
武田塾の勉強管理により、自分が何を勉強すれば良いかを示してくれました。
さすがに勉強が嫌いだった娘も、自分の意志で塾へ行きたいと言って、大金を親に出してもらい、更に塾の講師に毎日の勉強の範囲まで決められて、毎週の確認テストがあったら、勉強するしかないと思ったのだと思います。
武田塾の勉強計画で娘の英語力は向上するのか？
娘の武田塾のコースは「個別管理特訓Ｓ（英語１課目）」となります。
英語１課目のみの勉強を管理して向上させていくコースとなります。
娘の英語力から、「英単語」と「英文法」を基礎から勉強するように勉強計画が立てられました。
英単語では「必携英単語LEAP」を使用しています。
英文法では「大学入試 肘井学の ゼロから英文法が面白いほどわかる本」を復習的に１週間で終わらせて、以降は「英文法・語法 Vintage」を使用しています。
「LEAP」と「Vintage」は学校で使用している参考書だったので、購入しなくて良かったです。
【有村架純の主演映画「ビリギャル」の原作】
超落ちこぼれのギャルが慶応大学へ現役合格した逆転合格ストーリー ⇓⇓⇓
ポチップ
娘は英単語が苦手（嫌い）過ぎた
ウチの娘は英語が苦手ですが、その中で特に単語を覚えることが苦手というか嫌いです。
そのため、塾の勉強計画で出された１週間の範囲をあまりやらずに、確認テストを受けるためになかなか合格しない状況となっています。
武田塾で自習をしているものの、英単語はあまりやらずに自分が好きな数学の問題を解いたりしているようで、英単語の進捗は正直言って遅かったです。
英文法は比較的に順調に覚えていった
娘は仕組みや理屈を覚えていくのは比較的に得意だったようで、英文法は塾の勉強計画に合わせてほぼ順調に進めることができています。
塾が作成した計画をしっかり実行していけば、学力を上げていくことができるようです。
当たり前のことですが、塾に勉強計画を作成してもらっても、実際に勉強しなければ学力は向上しません。
娘は苦手の英単語から逃げている状況だったと思います。
参考書を用いた自学自習の要領を身につけられるのか？
武田塾では授業をせずに参考書を用いた学習を進めていきます。
ウチの娘の塾のレッスンコースは英語のみの選択だったため、英語以外の教科については、学習計画はありません。
そこで武田塾の受験生応援のＷＥＢサイト「逆転合格.COM」に掲載されている参考書ルートから、自分の学びたい教科の参考書を探して、実際に本屋で見て自分のレベルに合っているのかを確認してから購入しています。
武田塾では４日勉強を進めて２日復習をする勉強法を実践しています。
この要領を自分で計画を立てて参考書を使って勉強すれば良いです。
しかしながら、実際に娘がその要領を使って他の教科も勉強しているかと言うと参考程度にやっている感じです。
【逆転合格.COM】大学レベル別の参考書ルートや勉強法など、受験に役立つ情報満載 ⇓⇓⇓
武田塾の参考書を使った勉強方法を身に付けて、英語以外の他の教科でも自学自習ができるようになることを期待しています。
スタディプラスでモチベーション維持
娘の友達が「スタディプラス」という勉強管理のスマホのアプリを紹介してくれて、活用しています。
スタディプラスの特徴は次のとおり。
- 習慣化サポート
教科別の学習時間を記録し、自分の目標の勉強時間を設定し、振り返ることができます。 - 目標達成サポート
目指す学校や資格を登録する達成目標機能や、試験やテストまでの日数を自由に表示できるカウントダウン機能があります。 - 電子教材での学習
いつも使っている教材の電子版をアプリ内で利用することができます。対応教材は200冊以上。自動で学習記録がつくので、紙よりももっと便利に記録を可視化できます。（※一部有料版のみの機能） - 学びやすい環境
Studyplusには、勉強熱心なユーザーが集まっています。タイムラインの「達成目標」では、同じ目標を持った勉強仲間と勉強記録をシェアし合うことができます。ユーザー同士、勉強記録にコメントしたり良いねすることができ、励まし切磋琢磨し合うことができます。 - あらゆる教材やサービスと連携
市販の教材はバーコードを読み取って市販の本を教材として登録できます。また、自作の単語帳やノートなどの独自教材も登録できます。60以上の学習アプリとAPIで連携しており、自動的に記録される機能も備えています。
娘が特に利用していたのが、「習慣化サポート」と「学びやすい環境」の機能です。
スタディプラスの「習慣化サポート」で勉強時間を記録し管理
スタディプラスの「習慣化サポート」の機能を利用して、自分が勉強した時間を記録していました。
実際に自分が勉強した時間が記録し積み上がっていくことが、モチベーションになります。
月、週、日ごとに、自分が勉強した時間を振り返ることによって、どの教科を勉強しているのか、何曜日は勉強できているのかを確認できるので、次の計画に活かすことができたようです。
ウチの娘は学校の授業の時間は入れていませんでした。
スキマ時間の勉強は勉強時間としてカウントして、コツコツと勉強時間を積み上げていってました。
自分の周りの友達の勉強時間が刺激となった！
スタディプラスの「学びやすい環境」の機能はモチベーションアップに特に効果がありました。
スタディプラスではユーザー同士で、自分がフォローして承認されたアカウントの人の勉強時間を見たりすることができます。
学校の友達が勉強している時間を見ることができるので、「自分も頑張ろう」という気持ちにさせてくれるようです。
東大を目指しているユーザーをフォローして勉強時間を見たりして、「この人平日に１０時間も勉強しているよ」などと、参考にしたりしています。
娘の友達に京都大学を目指している子がいます。
その友達が毎日のように長い時間を勉強に費やしていたので、娘は「〇〇ちゃん、今日１０時間も勉強しているよ！」などと刺激を受けて、「自分も頑張らないとまずい」とモチベーションを上げていました。
東進の「全国統一高校生テスト」の結果
１１月に東進ハイスクールの「全国統一高校生テスト」模試を受験しました。
「全国統一高校生テスト」は共通テストの模試となります。
模試の結果は、次のとおりです。
| 教科 | 科目 | 配点 | 得点 | 偏差値 |
| 英語 | リーディング | １００ | ４３ | ４５．３ |
| リスニング | １００ | ４４ | ４１．９ | |
| 英語合計 | ２００ | ８７ | ４３．１ | |
| 国語 | 現代文 | １００ | ５４ | ３７．５ |
| 古文 | ５０ | ０ | ２９．５ | |
| 漢文 | ５０ | ２７ | ５３．２ | |
| 国語合計 | ２００ | ８１ | ３６．０ | |
| 数学 | 数学ⅠＡ | １００ | ３８ | ４２．１ |
| 数学ⅡＢ | １００ | ２０ | ３６．３ | |
| 地歴公民 | 地理Ｂ | １００ | ７０ | ５９．８ |
| 理科 | 物理 | １００ | ２０ | ３８．５ |
| 化学 | １００ | １３ | ３６．０ | |
| 総合 | 英国数 | ６００ | ２２６ | ３５．２ |
| 英数理（物理） | ５００ | １６５ | ３６．４ | |
| ５教科７科目（全部） | ９００ | ３２９ | ３５．９ |
９００点満点中の３２９点、偏差値３５．９で東大理科二類は当然の「Ｅ」判定でした。
この成績ですと、国公立大学のどこにも合格できないレベルという、絶望的な結果でした。
得意なはずの数学や理科の科目でも壊滅的に得点を取れませんでした。
唯一、地理Ｂだけ高得点だったことが救いと言えるでしょう。
娘は思ったよりショックを受けていませんでした。
地理Ｂはできたし、数学も分からない問題だった訳では無いと言っていました。
武田塾にも入塾したばかりなので、これからコツコツ勉強するしかないと思っていたようです。
年末年始で勉強をしないモードになってしまった！
１１月と１２月は、ほぼ毎日のようにも武田塾へ行って勉強することができていました。
２０２２年の年内最後の武田塾の特訓は１２月２７日でした。
勉強の指導をしていただき、年末年始分の勉強計画を立ててもらいました。
年末年始は青森県にある妻の実家のへ帰省しました。
帰省当初は、年末年始も勉強する意気込みがあったのですが、結果は、妻の実家の近くにある図書館で１日と妻実家でほんの少しだけ勉強しただけで、再び勉強するのが面倒なモードになってしまいました。
やはり、妻実家に帰省している状況で自分だけが勉強するモチベーションを維持するのは難しいことが分かりました。
年末年始前の武田塾に勉強計画を立ててもらっていたので、勉強を頑張ることを期待していましたが、周りの環境が勉強モードじゃない中で勉強は厳しいものがありました。
２０２３年の夏や冬は帰省しないで、受験勉強に集中するしかないですね。
年明けの帰省後も勉強への気力を上げるのに時間を要した
年明けについても勉強を開始するためのエンジンがかかるのに時間を要しました。
武田塾にとりあえず行っても、集中して勉強をすることができていなくて、勉強がはかどっていなかったようです。
勉強をやっていない期間が長くなるほど、高い集中力を持って勉強するための気力をあげるのに時間を要するようですね。
まとめ（教訓）
・武田塾へ入塾してから年末年始を除き、ほぼ毎日のように塾へ通うようになり、勉強習慣を身に付けることができました。
自宅で勉強に集中できない娘には、家から自転車で１０分で通える武田塾が合っていたようです。
また、毎日やる課題と毎週の確認テストのある武田塾の勉強指導により、迷わず勉強をすることができました。
・武田塾で英文法は向上したが、英単語は成長が遅い状況となった。
娘は、英単語を覚えるのが苦手で、英単語ではない自分が得意な数学を勉強したりして、英単語学習から逃げていたのが原因でした。
・参考書を活用した武田塾の学習方法は、他の教科にも応用が効きます。
「逆転合格.COM」という受験生応援サイトに大学レベル別の参考書ルートが無料で掲載されているので活用できます。
・スタディプラスというアプリがモチベーションの維持や向上に最適です。
勉強記録を共有できるので友達の頑張りが刺激になります。
・年末年始は自分だけ勉強するのは精神的にきつく、サボりやすい。
周りも勉強している環境に身を置くことが大事です。
勉強しない期間が長くなると、再始動にも時間を要するので、勉強しない期間をなるべく作らないことが大事です。
武田塾へ２ヶ月ちょっと通った娘の状況は、ほとんど勉強をしていなかった状況からほぼ毎日のように武田塾へ通うようになり、勉強習慣を身に付けることができたのは、非常に大きかったと思います。
次回は２０２３年の１月以降の状況をお届けする予定です。
「東進ハイスクールの共通テスト同日体験受験」を受けていますので、その情報もお伝えできればと思います。
受験生やその保護者の参考になれば幸いです。
大学受験に向けて頑張っていきましょう。
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