塾に行かないと勉強習慣が続かないと思っていませんか?
高2の娘は武田塾を2023年2月いっぱいで退塾した後も、塾通いで身につけた勉強習慣を継続できています。
塾に強制されないと、自分で勉強計画を立ててちゃんと勉強していけるかどうか不安に思っている方に、塾に頼らず自学自習を進めるために娘が実践していることや工夫などを紹介していきます。
2023年の3月~4月の受験勉強への取り組みをお届けします。
第4回までのストーリーの概略
・2022年7月、自称進学校で落ちこぼれていた高校2年生の娘が突然「私、東大、目指す」と宣言
・「東京大学 現役合格」と紙に書いて、自分の部屋に掲げて東大合格を目指し始める
・8月の終わりに東大本番模試で偏差値29.5のE判定で自分の現在地を否が応でも知る
・学校の進路希望調査で「東京大学志望」を提出し、自他ともに勉強するしかない状況に追い込まれる
・9月に勉強するために塾を探し始める
・「河合塾現役館」、「東進ハイスクール」、「武田塾」の無料体験を受ける
・10月下旬に「家から自転車10分で近くて通いやすい」、「参考書での自学自習の勉強法を身につけられる」、「逆転合格を目指す」の理由で武田塾に入塾
・武田塾に入塾してから、毎日のように武田塾へ自習しに行き、勉強習慣を身に付ける
・11月の東進ハイスクールの「全国統一高校生テスト」で偏差値35.9を記録
・2023年1月の「共通テスト同日体験受験」で900点満点中の397点、偏差値47.4
・2023年2月の「東大入試同日体験受験」で440満点中の34点、偏差値27.6
・武田塾の参考書ルートや勉強スケジュールの指導により、勉強習慣が身につき自学自習できるようになったことから、2023年2月いっぱいで武田塾を退塾
この記事は、埼玉県の県立高校の自称進学校に通う娘が、東京大学の受験へ向けてのストーリーです。
今回は第5回目です。
第4回めに引き続き2023年3月~4月末までの娘の勉強の状況を記載しています。
武田塾の指導により勉強習慣が身についた娘は武田塾を退塾し、自学自習により受験勉強に励んだ様子をお届けします。
以降は都度、記事をアップしていき、2024年3月の大学受験合格発表までのストーリーをお届けしていく予定です。
ちなみに東京大学合格体験記ではありません。
実際にどの大学に合格し入学するのかは、現時点では分かりません。
あくまで東大志望の受験生の体験談ですので、ご理解のほどよろしくお願いします。
大学受験をしている高校生やその保護者の方の参考になれば幸いです。
娘のプロフィール(2022年7月東京大学を目指し始めた時点)
・埼玉県の県立高校(自称進学校:偏差値60代)に通っている高校2年生
・学校での定期テストの順位は1年の頃から320位前後(約350人中)
・英語が苦手で数学が比較的に得意
・塾に通っていない
・学校の課題の未提出がたまにある
・水泳部に所属
・高校受験で燃え尽きて勉強へのやる気が全く見られない
・勉強習慣が全くできていない
・いつもスマホをいじって、手放せない
父親の僕自身は娘の大学受験へ向けての勉強を通じて大学受験について研究を始めました。
大学受験の研究が楽しくなって娘のために情報を調べてあげたりと、娘の受験勉強を応援している立場です。
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武田塾でどのような勉強習慣を身に付けたのか?
武田塾に通っていた際(2022年10月~2023年2月)に身に付けた勉強習慣について紹介します。
毎日コツコツ勉強する
武田塾では、1週間分の勉強計画を立てて、毎日勉強する参考書の範囲が決められます。
1週間毎に確認テストがあり、合格点に到達しないと次の範囲に勧めませんので、毎日のようにコツコツ勉強をする必要があります。
ウチの娘は武田塾の自習室に毎日のように通い、コツコツ勉強したおかげで毎日勉強をする習慣が身につきました。
参考書ルートによる段階的な勉強の進め方
大学受験の勉強をするにも、何から始めて良いのかが分からないですし、いきなり志望校や共通テストの過去問を解き始めても解くことができず、当然理解できるようにはなりません。
武田塾には参考書ルートというのがあり、自分の目指す志望校に向けてやるべき参考書のリストが選定してあります。
勉強している時点の自分のレベルに応じた参考書から始めて、参考書を一冊ずつ完璧にしていけば、志望校の合格レベルに自分の学力を高めることができます。
ウチの娘は、武田塾では英語を教えてもらっていましたが、他の教科についても武田塾の参考書ルートを活用して参考書を購入し、自学自習で受験勉強をしていましたので、勉強の進め方を身につけることができました。
「塾に通うこと」と「塾に通わないこと」の受験勉強の比較
塾なしで勉強するために「塾に通うメリット・デメリット」と「塾に通わないメリット・デメリット」について整理し、それぞれの特徴を理解した上で、塾に通わないメリットを活かすとともにデメリットの改善に実践していることを紹介していきます。
塾に通うメリット・デメリット
メリット
- 勉強の進行について管理してくれる
- 他の受験生を見てモチベーションの維持
- 質の高い授業を受けることができる
- 分からない箇所を教えてもらえる
- 塾の自習室を活用できる
- 大学受験に関する情報収集や助言を得られる
デメリット
- 塾の費用が高額
通う塾やコースなどにより金額は違いますが、年間100万円くらいは普通に通っているとかかると思います。 - 塾の授業の進行のペースに合わせる必要がある
- 塾に通うための通塾時間がかかる
- 塾の授業の時間に影響を受ける
塾通いの人に多いのが、学校帰りに塾を行った場合、帰ってくる時間が遅くなって、家に帰ってから夕ご飯を食べたり、入浴などをすると全体的な時間が遅くなって、夜寝るのが遅くなり、生活習慣が乱れやすいと思います。
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塾なし勉強法のメリット・デメリット
メリット
- 経済的負担が少ない
高額な塾代を削減できるメリットは大きいです。 - 自分のペースで学習を進めることができる
自分でしっかり計画を立てて実行できる人にとっては最大のメリットと言えるでしょう。 - 家で勉強した場合、塾へ行くための準備や移動時間がなくなる
デメリット
- 自分のペースで進められる分、サボってしまう場合がある
塾なしの場合の最大のデメリットです。
人はついつい甘えてしまう生き物です。
誘惑の多い現代を生きる多感な高校生にとって、自分の意思で勉強を管理するのは、簡単ではありません。 - 勉強の計画を自分で立てる必要がある
何を勉強してよいのかが分からない人にとっては、自分で勉強計画を立てることは困難です。 - 受験のための情報収集や戦略を自分で立てる必要がある
- モチベーションの維持が難しい
- 分からない箇所を自分で調べる必要がある
塾なしの受験生の勉強方法
実際にウチの娘が実践している勉強法について紹介します。
スタディプラスの活用
「スタディプラス」とは、学習記録の管理や志望校合格を目指す仲間と交流することができるスマホアプリ(無料)です。
勉強時間や勉強量を記録し、教材別に勉強内容を管理することができ、目標達成機能やカウントダウン機能があり、目標達成をサポートします。
自分で勉強を管理しなければならないですが、勉強の進捗を可視化することで、自分の現状と今後の対策を考えることができるのは大きいです。
また、「タイムライン」で同じ目標を持った仲間と勉強記録をシェアすることで、勉強記録にコメントしたり「イイね!」することができ、励まし合ったり切磋琢磨することができます。
学習記録の管理と勉強記録のシェアの相乗効果で、周りの人が頑張っているのを見て、自分もしっかりと設定した目標時間を勉強しようと頑張れるのでとてもオススメです。
ウチの娘も「〇〇ちゃん、昨日10時間も勉強しているよ!」と刺激を受けて、自分で設定した日ごとの目標、週ごとの目標をクリアしようと頑張っています。
学校での勉強
自称進学校であれば、勉強の環境は比較的に整っていて、周りの人達の意識も大学進学を目指していると思います。
勉強する場所としては、教室、図書室、進路指導室や学校によっては廊下に机を置いて勉強の場所を確保しています。
少し早く登校して勉強したり、放課後に残って勉強をすれば、効率的ですし、周りも勉強していますので刺激になり頑張ることができるでしょう。
また、分からない箇所があれば、学校の先生に聞くことができるのは非常に大きいです。
学校によっては、難関国立大の対策などをしてくれたりしますので、2次試験の対策には非常に有効と言えます。
学校の先生はもともと教えるのが好きな人が多いので生徒が積極的に聞きにくれば、喜んで教えてくれるのではないでしょうか。
家で勉強できない人は休みの日でも学校に来て勉強するのも良いですね。
休みでも学校に勉強しに来ている人がいて、刺激になり頑張れます。
ウチの娘も春休みに友達と約束して学校で勉強をして頑張っていました。
約束をすると強制的に学校に行かざるを得なくなるのが良さそうです。
一緒に頑張れる仲間がいるのと、一人で家で勉強するのとは集中力が違うようですよ。
スキマ時間の勉強
高校生はとにかく忙しいです。
大学受験勉強、部活、学校行事もあり、そして友達ともいっぱい遊びたい年頃ですよね。
ちょっとしたスキマ時間も勉強に当てることが勉強時間を確保するためには必須と言えるでしょう。
スキマ時間の自分の状況に応じて使い分けるのが良いですね。
・耳しか使えない場合(徒歩、自転車など):英語リスニング、耳からの情報のインプットなど
・本が読める場合:参考書、単語帳
・スマホが使える場合:映像授業、スマホアプリでの勉強
・読み書きができる場合:数学、物理などの演習
事前に分かっているスキマ時間は、何をするかを事前に決めておくと習慣化できます。
ウチの娘の場合の例はこんな感じです。
・家から駅までの移動:英語のリスニング
・電車での移動:単語の勉強、映像授業
・駅から学校までの移動:英語のリスニング
・授業が始まるまでの時間:数学の勉強
ウチの娘は、単語の参考書「LEAP」を常に持ち歩いていて、空き時間ができたら、ちょっとずつでも勉強していますね。
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自宅だと集中できない受験生が多いと聞きます。
ウチの娘も同様で自宅だと他の人が勉強しないでゆっくりしていると、自分だけ勉強する気にもなれないようです。
特に自分の部屋はリラックスする空間と脳が認識しているようです。
そこでウチの娘は図書館に行って勉強することもあります。
ウチの場合は、自転車で6分くらいのところに図書館があるので助かっています。
図書館も学校と同様で自分以外にも勉強しに来ている人がけっこういますし、静かなため、勉強に集中しやすい環境が整っているところが良いところだと思います。
図書館の注意点は、休みの日があることと、席が空いていない場合があることです。
行く前に図書館がやっていることを確認してから行きましょう。
受験シーズンなどは混んでいて席が空いていない場合があります。
図書館の開館に合わせて行くくらいの気合が大切です。
カフェについては、図書館が空いていない時や、気分を変えて勉強したい時にウチの娘は利用します。
カフェの場合は、人が頻繁に動いたり周りの声とかも聞こえて来たりします。
気になってしまうタイプの人は向いていません。
逆に、ガヤガヤしている方が集中しやすい人もいるようなので、フードコート(ルールは守る。)なども活用できると思います。
自宅の近くに勉強ができるようなスペースがあるか探してみて自分のタイプに応じて活用するのが良いでしょう。
ウチの娘いわく、同じ場所でずっと勉強していると集中力が落ちるようです。
気分を変えて勉強できるように、勉強する場所をいくつか覚えておくのが良さそうですね。
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自宅に勉強スペースを確保
先程も述べましたが、ウチの娘は自宅(特に自分の部屋)で勉強に集中できないタイプです。
そこで、自宅に勉強だけするスペースを確保しました。
具体的には、自宅の和室に机と椅子を置いて、そこでは勉強しかしないというルールを決めて、スマホも持ち込み禁止にしました。
すると、自宅の自分の部屋では勉強に集中できないウチの娘も、和室の勉強スペースは勉強する場所と脳が切り替わるようになり勉強できるようになりました。
今は、夜の自宅での勉強に活用しています。
自宅に自分の部屋ではなく、勉強専用のスペースを確保するのはいかがでしょうか?
是非、お試しください。
勉強専用の場所が確保できない場合は、自分の部屋に入る時は、スマホを置いて、髪の毛をまとめるなどのルーティーンを決めて始めると勉強のスイッチが入ったりするようです。
勉強するときと、リラックスするときの行動パターンをしっかりと分けて脳に認識させると良いでしょう。
「スタディサプリ大学受験講座」の活用
「スタディサプリ大学受験講座」とは月額2178円(税込み)映像授業を受けることができるサービスです。
プロ講師の神授業が安価で受けられるということで、利用されている方も多いのではないでしょうか?
参考書だけでは分かりにくい箇所や学校の授業の進捗状況によっては動画の映像授業の方が理解できる場合もありますので、ウチの娘も活用しています。
スマホがあればいつどもどこでも授業が受けられるので、スキマ時間の活用やモチベが上がらない時の受動的な勉強にも使えます。
注意点は、映像授業だけして勉強した気になってしまわないようにすることです。
知識の定着や理解を深めるためには演習が必要となりますので、映像授業を受けるだけでは学力の向上は遅いでしょう。
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高2から高3の春休みが受験生の最後の遊べる時期!?
高校生は遊びたい年頃ですが、旅行やガッツリ1日遊ぶのは春休みで最後にした方が良いでしょう。
旅行やガッツリ1日遊んだりすると、勉強をほとんどしない日ができてしまいます。
すると、勉強するためのルーティンが乱れて、勉強をするためのモチベーションも下がります。
再び勉強を軌道に乗せるのに数日を要する場合があります。
高2から高3の春休みくらいは旅行を行ったり、ガッツリ1日遊んだりして思い出づくりするのも良いですが、大学受験で志望校に合格するために勉強量が必要な場合は、それ以降は、遊びに行くとしても、ご飯を一緒に食べに行くとか、最大でも半日程度にイベントに参加する程度にして、勉強のルーティンに影響を与えないようにすることが大切です。
勉強は習慣化してしまえば継続することはそこまで難しくはありませんので、良い勉強の習慣を崩さないことが重要となってきます。
ウチの娘も春休みに祖母が旅行に連れて行ってくれて良いリフレッシュになったのですが、その後の勉強へのモチベーションの回復に数日を要しました。
春休み以降のリフレッシュはほどほどにする必要があるでしょう!
まとめ
ウチの娘は武田塾に通っている間に、「勉強習慣」と「参考書による勉強法」を身に付け、武田塾を退塾した後も継続して勉強ができています。
塾なしの最大のデメリットは、勉強の管理を自分でしなければならない点です。
そのデメリットを克服するために自分で工夫する必要があります。
塾なしの受験生の勉強方法は次のとおりです。
・「スタディプラス」の活用
・学校での勉強
・スキマ時間の勉強
・図書館やカフェなどの利用
・自宅に勉強スペースを確保
・「スタディサプリ大学受験講座」の活用
受験勉強は勉強している仲間が身近にいる環境に自分自身を置くことで頑張れます。
そのためには、学校をうまく活用したりしながら、勉強管理のアプリを使ったりと工夫すると良いでしょう。
高3になったら、気分転換のための遊びは半日以内で、勉強しない日は作らないようにしましょう。
志望校合格に向けて高校3年生はこれからが頑張りどころです。
塾なしでも、勉強習慣を続けることはできます。
ちゃんと勉強習慣が身に付けられれば、むしろ移動時間が短縮でき、必要な勉強を自分のペースでできるため、塾なしの方が効率よく学ぶことができるはずです。
そのためにも、工夫して勉強に集中できる環境を整えることが不可欠です。
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