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理系進学先選びで失敗しないために。国公立大学と私立大学のメリット・デメリット徹底比較

大学受験

理系進学を考える受験生やその保護者の皆さん、進学先選びに悩んでいませんか?
国公立大学と私立大学、どちらが自分に合っているのか、迷ってしまいますよね。
この記事では、国公立大学と私立大学のメリット・デメリットを徹底比較し、あなたの進学先選びをサポートします。
理系進学先選びで失敗しないために、ぜひ参考にしてください。

この記事は、大学受験を控えた受験生とその保護者を対象としています。
理系の大学に行くなら、国公立大学が良いと言われていますが、その理由や大学選びの参考となる内容を紹介しています。

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理系は国公立大学に行くのがよいのか?

結論から言いますと理系は国公立大学に行く方が良いでしょう。

その理由としては、国公立大学の方が国からの研究費が多く補助されていて、学生1人あたりの設備や教員の数が充実しているため、大学での研究で得られる成果が大きくなるからです。
その結果、企業からの信頼が高いため、就職にも有利になると言われています。

その他の理由も合わせて、紹介していきます。

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理系の国公立大学のメリット・デメリット

理系の国公立大学のメリット・デメリットについて述べます。

理系の国公立大学のメリット

メリットは次のとおりです。

  • 国からの補助金が多く支給されている(研究のための環境が良い)
  • 学費が安い
  • 教員1人あたりの学生の数が少ない(教員の面倒見が良くなりやすい)
  • 研究のための設備が充実
  • 就職に強い(学校推薦枠や教授推薦枠がある)

1つずつ説明します。

国からの補助金が多く支給されている(研究のための環境が良い)

国からの補助金には「運営費交付金」「科学研究費補助金(科研費)」などがあります。

運営費交付金について

「運営費交付金」とは、国立大学が運営するために国から支給されるお金のことです。
国立大学は、国が運営している大学なので、国からお金が支給されます。
このお金は、大学の教育や研究、施設の整備などに使われます。

国立大学が教育や研究を行うために必要な費用をまかなうために支給され、高い教養と専門的能力を培い、新しい知見を創造し、社会に提供することにより、社会の発展に寄与することが期待されています。
なお、公立大学は、地方自治体から支給されます。

国立大学の抜粋(2022年度)
1位:東京大学 718.9億円
・2位:京都大学 487.2億円
・3位:東北大学 400.5億円

82位:室蘭工業大学 21.8億円

公立大学の抜粋
東京都立大学 168.3億円
三条市立大学 5.7億円
※文部科学省、各大学、自治体ホームページより引用

国立トップはやはり東京大学でダントツですね。

地方の理系単科国立大の室蘭工業大学が21.8億円、新設された公立の単科大学の三条市立大学で5.7億円となっています。
運営費交付金は私立大学には支給されませんから、国公立大学の方が金銭的に有利と言えます。

科研費について

「科研費」とは、文部科学省所管の独立行政法人である日本学術振興会が研究者にお金を出して、新しい発見や技術を生み出すための研究を支援する制度です。

研究者は自分の研究計画を提出し、その中から優れたものが選ばれてお金が支給されます。
このお金は、研究に必要な機材や人件費などに使われます。この制度のおかげで、日本の科学技術が発展しています。

各大学は自らが行う研究のための費用を確保するために研究計画を提出し、採択されれば「科研費」を獲得できます。

科研費の獲得が多い大学は国公立大学が大半を占めています。

1位 東京大学  21,126,820,000円
2位 京都大学  14,142,821,000円
3位 東北大学  10,117,380,000円
4位 大阪大学  10,098,249,000円

5位 名古屋大学   7,773,090,000円
6位 九州大学    6,949,150,000円
7位 北海道大学   5,996,120,000円

8位 筑波大学    4,337,186,000円
9位 東京工業大学  4,329,585,000円
10位  慶應義塾大学  3,645,333,000円
11位  神戸大学    2,989,480,000円
12位  広島大学    2,981,810,000円
13位  岡山大学    2,912,650,000円
14位   早稲田大学   2,689,440,000円
15位  千葉大学     2,414,750,000円
約50位 明治大学    681,200,000円

引用元:日本学術振興会科学研究費助成事業のHP

ここでも東京大学が圧倒的に科研費を獲得していることが分かります。
上位は旧帝大を始めとした難関の国立大学が占めていて、私立大学は慶應義塾大学早稲田大学のみとなっています。

以降の順位も国公立大学がほとんどとなっていて、私立大学はたまに入ってくる状況です。
MARCHの上位校の明治大学でも50位くらいで、獲得している金額の桁が違うのが分かります。

運営費交付金と科研費を合わせた金額が国公立大学の方が多いため、国公立大学の方が研究が盛んに行われていることが分かります。

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私立大学は研究費の大半を学費や寄付金などから捻出しているために、国公立大学に比較して金額が少ないようです。

私立大学より学費が安い

国公立大学は私立大学(理系)と比較して学費は圧倒的に安くなります
入学金と4年間の授業料などを合計した金額は次のとおりです。

国立大学    :  約243万円(標準額)(学校による多少の違いはあり。)
公立大学    :  約255万円(平均額)
私立大学(理系):  約542万円(平均額)

出典:スタディサプリ

私立大学は国公立の2倍以上の学費が必要であることが分かります。

また、理系学生は大学院に進学することも多いことから、更に学費がかかります。
修士課程卒業までの2年間の学費は次のとおりです。

国公立大学:約138万円(学校による多少の違いはあり。)
私立大学 :約197万円(有名私大の平均額)

出典:TECH OFFER

学部の4年間ほどの金額差はないですが、それなりにはありますよね。
大学院から国公立大学へ入学する人も多いので、検討しても良いでしょう。

大学4年間と大学院2年間の6年間の合計の比較は次のとおりです。

国立大学    :243+138=約381万円
私立大学(理系):542+197=約739万円
差額は約358万円となります。

新車でプリウスの乗り出し価格が約350万円~ですから、決して安くない金額ですよね。

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地元を離れて一人暮らしをした際にかかる費用の足しに、使われることが多いと思います。

国公立大学に行ったとしても、一人暮らしをすれば、それなりにお金がかかります

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教員1人あたりの学生の数が少ない(教員の面倒見が良くなりやすい。)

文部科学省のデータより、工学部の教員1人あたりの学生数については次のとおりです。

国公立大学:12~13人
私立大学 :26~27人

出典:文科省

国公立大学の方が少人数教育により、きめ細かい指導ができる教育環境といえるでしょう。

教員1人あたりの学生数が少ない国公立大学では、学生一人ひとりが実験や研究をしたり、教員に個別に指導を受けることができます。

教員1人あたりの学生数が多い私立大学の場合、実験や研究を個別ではなく、ある程度のグループでまとめて実施される場合があったり、卒業の研究についても、個別指導ができないために簡素化されて充分な成果を得られない場合があるようです。

国公立の難関大学ほど教員1人あたり学生数は少なく私立の偏差値が低い大学ほど多くなる傾向となっています。

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上記は一般的な指標で参考としていただき、大学の学部学科によりバラツキがあるため、志望大学について自分で調べるのが良いですよ。

研究のための設備が充実

一般的に研究設備は国公立大学の方が私立大学よりも良いと言われています。

運営費交付金の支給科研費の獲得の金額が多い難関国公立大学は、高額な研究設備を購入する資金があり、特に良い設備を持っていて研究するための環境が良いようです。

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理系の国立大学は就職に強い(学校推薦枠や教授推薦枠がある)

理系の研究室(特に工学部の機械工学や電気工学)に学校推薦枠や教授推薦枠があります

採用する側から見ると「〇〇大学で研究をしているなら、ウチの仕事を任せられる」という信頼があるようです。

国公立大学の場合、地方の偏差値が低い大学であっても、優良企業からの学校推薦枠があり、その枠を活用した場合、内定を取れる確率が圧倒的に高まるだけではなく、書類選考や筆記試験などが省略され、面接からというケースが多く、就職活動の負担が軽減できます。

教授推薦枠の場合は、その教授に対する枠なので、内定率は更に高まります。

ただし、人気企業は校内(研究室)での選考がありますし、内定をもらったら辞退することはできませんので、注意が必要です。
優良企業からの1人あたりの推薦枠は1つ以上はあるようなので、頑張って勉強し研究してきた甲斐があると言えるでしょう。

私立大学の場合は、その枠は少ない傾向にあるようです。

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個人的な見解ですが、研究力の違いが影響していると思います。

理系の場合は、国公立大学の人は大学院へ進学する割合が高いですが、私立大学の場合は、国公立大学に比べて低くなります。

また、私立大学に通っていた学生は、大学院で国立大学に移るケースも多いので、結果的に国立大学の研究の方が充実していると考えます。

国公立大学のデメリット

国公立大学のデメリットは入学するのが、それなりに難しいことです。
特に首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)や関西圏(大阪、京都、兵庫)などの大都市近郊の国公立大学は、偏差値はかなり高めとなっていますので、更に難しい状況です。
学力があまりない生徒が国公立大学の理系に行きたい場合は、地方の大学しか選択できないというのもデメリットと言えるでしょう。

国公立大学(理系)の最も低いレベル帯で偏差値(河合塾)が35~40程度となっています。
かなり低いように見えますが、私立大学と違い5教科7科目(低いレベル帯は4教科6科目など若干科目が少ない大学もある)の共通テストを受験するため、幅広く勉強する必要があります。

また、私立大学は受験パターンも多く何度も受けることができるため、受験回数を増やすことにより合格の確率をあげることできます。
しかしながら、国公立大学の場合、共通テストは1回だけで、その結果に基づいて2次試験を受けるため、一発勝負です。

2次試験は前期、後期、中期(公立大学の一部のみ)の2~3回となっていますが、後期と中期は前期に落ちた人が受験するため難易度や倍率が一気に跳ね上がります
その点を踏まえると学力がない人にとっては、前期でギリギリ合格を目指す人も多いと思います。

私立大学の中にはFラン大学と呼ばれる、受験すればほぼ合格するような大学がありますが、国公立大学にはありません。

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一般受験のほかに、「総合型選抜」「学校推薦」など10月~1月に先行的に受験する制度があります。

私立大学に比べて国公立大学の募集枠の人数がかなり少なく条件などもあるため、合格できる人は限られますが、自分の志望する大学の受験制度を調べて自分にあっている場合、「総合型選抜」「学校推薦」などを活用するのも良い受験戦略と言えます。

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理系の私立大学のメリット・デメリット

私立大学のメリット・デメリットは国公立大学のほぼ逆と言えるでしょう。

私立大学のメリット

私立大学のメリットは、幅広い偏差値帯での受験が可能ということです。
国公立大学のレベルまで到達できていない人でも入学可能なレベル帯もありますし、受験すればほぼ合格と言われているFラン大学もあります。

特に首都圏の国公立大学は人気があるため偏差値が高めとなっているため、首都圏の大学に通いたい人にとっては、私立大学の受験も視野に入れれば、大学選びの選択肢は広がります

ただし、首都圏の中でも、都心(山手線沿線付近)の私立大学は人気が高く偏差値は高めです。
偏差値が低めの大学は、東京の八王子や多摩、神奈川の相模原といった、都心から離れた場所にある場合が多いので、注意が必要です。

また受験のための科目が少ないため、国語や社会が苦手すぎて国公立大学の受験に向いていない人でも受験することができます。

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理系の大学は郊外(八王子や多摩、相模原)にキャンパスがある場合が多いです。

地方の生徒が滑り止めで受けてあまり下調べをしていなかった場合東京や神奈川の大学だから、都会(都心)にあると思い込んで入学してみると、想像以上に田舎でビックリする場合もあるようです。

八王子や多摩、相模原は生活はしやすく自然もあり良いところですが、都心での大学生活をイメージしていると違うものとなってしまいますので、下調べをして受験校を選ぶと良いでしょう。

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私立大学のデメリット

私立大学のデメリットは、国公立大学の逆となります。

学費が高い
学生1人あたりの教員の数が少ない
研究費が国公立大学に比して少ない
研究のための設備が国公立大学に比して充実していない
ある一定以上の大学でないと就職が厳しい

詳しくは、国公立大学のメリットの内容を確認してください。

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一般的に言われているデメリットですので、、もちろん理系の私立大学にも良い大学はあります
気になる大学があれば調べてみると、自分にとってのベストな大学を見つけることができるかもしれませんね。

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まとめ

理系は国公立大学に行くのが良いです。
その理由は次のとおりです。

国からの補助金が多く支給されている(研究のための環境が良い)
学費が安い
教員1人あたりの学生の数が少ない(教員の面倒見が良くなりやすい)
研究のための設備が充実
就職に強い(学校推薦枠や教授推薦枠がある)

国からの補助金が多い国公立大学でしっかりと研究して、良い企業に就職できるのは、大学へ通うことの意義として大きいと言えるでしょう。

理系の国公立大学のデメリットは、入学するためにはある程度の学力が必要な点で、特に首都圏の大学は偏差値が高いため、学力がそのレベルに到達していない場合は、地方の国公立大学を選択せざるを得なくなる点です。

逆に私立大学は幅広い偏差値帯から大学を選ぶことができることが利点と言えるでしょう。
首都圏や近畿圏などの都会の大学に行きたい場合、国公立大学はレベルが高くて行くことができなくても、私立大学なら低い偏差値帯から選ぶことができます

大学選びの参考になってくれれば幸いです。
みなさんが自分の志望する大学へ入学できるように、祈っています。

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