自分は理系科目が得意だし興味があるけど、どうやって大学を選ぶのか悩んでいませんか?
「好きな教科で選ぶ?」、「どこの大学がどんな研究をしている?」、「具体的に何をやりたいか決まっていない」など大学選びは難しいものです。
4年間(大学院を含めると6年間)も通いますので自分に合っていない大学に入学すると後悔しかねません。
理系の大学選びで悩んでいる受験生や保護者のために、偏差値だけではない違う視点での選び方を紹介します。
この記事の対象者は受験生やその保護者で、次に該当する方です。
- 理系国公立大学の選び方が分からない
- 偏差値以外での大学の選び方を知りたい
- やりたいことが決まっていない
- 大学の立地で悩んでいる
この記事で得られる情報
- 理系国公立大学の選び方が分かる
- 大学の立地に対する考え方を整理できる
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理系国公立大学選びの基準
理系国公立大学は、偏差値が高い大学に入学するのが良いのでしょうか?
答えは「YES」です。
では、偏差値で理系国公立大学を選んだ方が良いですか?
それは、必ずしも「YES」とは言えません。
偏差値の高い有名大学は設備がよく名教授もいるため、研究力が高いです。
また、優秀な人達が入学してくるので、彼ら彼女らと一緒に過ごすことによってお互いに刺激を受けるため、充実した大学生活を送ることができるでしょう。
偏差値の高い有名大学に行ける学力があれば良いですが、実際にはそこまでの学力がある人ばかりではないですよね。
安心してください。
理系国公立大学は、偏差値に関係なくそれぞれ特徴があって研究をしていますので、魅力的な大学が沢山あります。
偏差値だけではない理系国公立大学の選び方について解説していきます。
理系国公立大学選びの基準は大きく次の3点を重視すると良いでしょう。
- 「〇〇研究 大学」で検索し、大学の特徴を捉えて選ぶ
- 自己分析して自分自身の価値観を知って選ぶ
- 自分の体質や性格を分析し、気候に合わせて地域を選ぶ
それぞれについて解説していきます。
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「〇〇研究 大学」で検索し、大学の特徴を捉えて選ぼう
偏差値は大学選びの一つの目安となりますが、理系の大学を選ぶ際はどのような研究に大学が強いのかを知っておくと、大学選びの参考となります。
例えば、北海道の室蘭にある国立大学の室蘭工業大学は、偏差値は低めですが、航空宇宙の研究分野では有名です。
他にも鳥取大学は、鳥取砂丘があることから、鳥取大学乾燥地研究センターを持っていて、砂漠に関する研究は世界的にも高い評価を受けています。
自分に興味があることであれば、偏差値だけにとらわれず、その研究に強い大学に行くことをオススメします。
「〇〇研究 大学」で検索してみると、その分野に強い大学を検索することができますよ。
偏差値帯が低い大学でも強い分野を持っていますので、それぞれの大学の特徴を捉えて大学選びをしましょう。
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自己分析して自分自身の価値観を知ろう
高校生の段階で自分の将来をイメージをするのはなかなか難しいとは思いますが、自分自身の性格や興味について考えてみることをオススメします。
最低限、やりたい分野や自分が得意としていることを導き出しておきましょう。
やりたいことが見つからない場合でも、嫌なことを書き出すだけでも、多すぎる選択肢を狭めることができるので良い方法だと思います。
自己分析をした結果、「やりたいことが決まっている人」や「明確なやりたいことが決まっていないが、方向性くらいは決まっている人」、「やりたいことが全く決まっていない人」がいると思いますので、それぞれのケースについて考えていきます。
やりたいことが決まっている人の場合
自分の興味のある分野を勉強する学部学科を受験しましょう。
たとえば、建築に興味があり建築士の資格を将来とりたいのであれば、自分の行きたい大学の工学部建築学科または建築学部をチェックして、建築士の資格を取るためのカリキュラムが含まれているかを確認した方が良いでしょう。
気をつけたいのが、入学時は工学部となっていて、2年から専門学科に分かれる場合です。
具体的に言うと、例えば、宇都宮大学は、工学部基礎工学科に全員入学し、2年生でそれぞれの学科に分かれますが、1年次の成績で振り分けるため、自分が希望する学科に行けない可能性もあります。
自分が行きたい学部学科が明確な場合は、入学時に学科まで決まっている大学を選びましょう!
明確なやりたいことが決まっていないが、方向性くらいは決まっている人の場合
例えば、工学部には興味があるけど、具体的に機械工学、電気工学、情報工学、建築学などの学科までは絞りきれていない場合などの場合をさします。
具体的な学科まで絞りきれていない人の場合は、大学入学後に学科選択をできる大学がオススメです。
大学に入ってから実際に勉強をしたり、先輩から話を聞いてから、自分の興味や向き不向きを見定めることができるのが良いでしょう。
注意点は、先程の宇都宮大学のように、入学後の学科の進路選択は成績順で希望する学科を選べる大学がほとんどの点です。
人気のある学部の場合、成績が悪かった場合に行くことができず、希望していない学科に行かなければならない可能生があります。
なお、高知工科大学のシステム工学群は、希望する学科に全員行けるのでオススメですよ。
また、工学部は志望しているものの、行きたい学科まで絞りきれていなくてケースで、自分の行きたい大学が入学後に学科選択ができない場合は、機械工学科を選ぶと良いです。
機械工学では、機械工学のほか、電気、情報(簡単なプログラミング)などの勉強もするため、幅広く勉強できます。
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やりたいことが全く決まっていない人の場合
やりたいことが全く決まっていなくても焦る必要はありません。
決まっていない人の方が多いのではないでしょうか?
やりたいことが決まっていない場合は、逆にやりたくないことをリストアップするのが良い方法です。
例えば、血を見るのが苦手なので医療系はヤメようとか、生物が苦手なので、農学部や理学部生物科はヤメようといった感じで、自分がやりたくないことをリストアップしておけば、大学に入学後にやりたくないことを学ぶことは回避できます。
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自分の体質や性格を分析し、気候に合わせて地域を選ぶ
やりたいことが特に決まっていない人は地域(場所)で選ぶと良いでしょう。
もちろん、やりたいことが決まっている人も地域は重要です。
難関大学は首都圏や大都市圏に位置している大学が多く、学力のレベルが足りず入れないとしても、地方にもそれぞれ特徴が合って自分に合う場所が必ず見つかるはずです。
大学進学を良い機会と捉えて親元を離れて地方で一人暮らしや寮生活を送るのも、非常に良い人生経験になると個人的には思います。
日本列島は、北から南へ縦長で、海に囲まれていて地域によって気候はかなり違います。
自分が学びたい研究のある大学にいるのが大前提ではありますが、大学生活4年間(大学院を含めると6年)を過ごす地域は重要です。
人によって寒がり、暑がり、冬の乾燥が辛い、花粉症が辛い、海の近くがいい、海の近くは津波が怖い、ウインタースポーツが好き、雪は嫌などあると思います。
寒がりの人が北海道や東北に住むと冬はかなり辛いと言えるでしょう。
暖かい沖縄や九州、四国などを視野にいれても良いでしょう。
暑がりの人は逆に北海道や東北の大学は夏場は快適です。
ウインタースポーツが好きな人は新潟より北の日本海側がオススメです。
北国でも日本海側は雪が非常に多いですが太平洋側は雪はあまり降らず、夏でも親潮(寒流)の影響でそれほど暑くならないので、暑がりな人に向いている気候となっているので、知っておくと良いでしょう。
寒いのは大丈夫でも雪が嫌な人は、北国の太平洋側がオススメです。
海が好きな人は海の近くの大学に通いましょう。
日本海側の海は夏は波はあまりなく冬は荒れやすいですし、太平洋側の方が一年を通して波はコンスタントにあるので、サーフィンをしたいなら太平洋側の方がオススメです。
花粉症(スギ花粉)の人は、北海道か沖縄ですと杉が生息していないので、花粉のシーズンでも楽に過ごせますよ。
大学入学を良い機会と捉えて、自分が育った地域を離れるのも良い経験になると思います。
自分の体質や性格に合った地域で、快適にやりたい活動をしながら充実した大学生活を送るのはいかがでしょうか?
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地方都市の市街地にある大学は穴場でオススメ!
首都圏などの大都市圏の国公立大学はレベルが高くて難しい場合でも、地方国公立大学なら狙える方は多いと思います。
地方国公立大学を選ぶ際に気をつけたいのが大学の場所です。
オススメの地方国公立大学の場所は、地方の主要都市の駅から近い市街地となります。
生活に必要なお店が揃っていますし、娯楽施設もありますので、リフレッシュもできるでしょう。
地方都市であれば家賃も安く、車を持っていなくても特に困ることはないと思います。
更に東京、名古屋、大阪、福岡などの大都市に比較的行きやすい場所(2~3時間程度)だと、休日に遊びに行ったり、就職活動の際に便利だったりします。
地方国公立大学で注意したいのは、かなり田舎の場所にあって最寄り駅からバス20分の場所にあるような大学です。
通うのが大変ですし、仮に大学の近くに住んだとしても、生活に不便であったり、娯楽が全くない場合もありますし、そもそも大学の近くにアパートが無いくらいの場所の場合もあります。
このような大学の場合は、車を持っていないと生活そのものが成り立たない可能性もありますので、車を持つ前提の人には向いていますが、大学の学費、一人暮らしのための生活費に加えて車の購入代と維持費となるとかなりの金額となるので注意が必要です。
近いのが最強。大学の近くに住もう!
大学生活は大学を中心にして、大学の近くに住むことをオススメします。
大学生になると高校生と違い自由度が一気に高まり、大学の勉強やサークル、バイト、趣味などいろんな活動をすると思います。
大学の近くに住んでいれば、通学時間を色んな活動にあてることができます。
特に理系は研究など忙しいので学校の近くが便利です。
友達に遊びなどに誘われたときにすぐに行くことができます。
大学の近くに住んで大学生活にハマって満喫するのが、最強と言えるでしょう。
まとめ
理系国公立大学選びの基準は大きく次の3点を重視すると良いでしょう。
- 「〇〇研究 大学」で検索し、大学の特徴を捉えて選ぶ
- 自己分析して自分自身の価値観を知って選ぶ
- 自分の体質や性格を分析し、気候に合わせて地域を選ぶ
偏差値が低い大学でもそれぞれの研究において強みを持っていますので、自分が興味のある研究をしている大学を探して出して実際に行ってみるのが良いでしょう。
自分がやりたいことが見つからない人は、自分の体質や性格を分析し、気候に合わせて地域を選ぶのが良いでしょう。
4~6年間の大学生活を充実させるためには、大学の場所は重要な要素となっているので、自分に合った場所に立地している大学がオススメです。
個人的には地方都市の市街地にある大学が一通り何でも揃っていて、生活に便利なのでオススメします。
また、ひとり暮らしをするなら、大学の近くに住んで大学にハマることが大学生活を充実させるための最適解だと思います。
勉強、サークル、バイトをバランスよく活動するには大学に近いことが有利であることは間違いありません。
有名大学に入学できるレベルに学力が無かったとしても、本記事を参考にして、良い大学生活を送るために自分にとっての理想の理系国公立大学を選んでいただければ幸いです。
みなさんが自分の志望する大学へ入学できるように、祈っています。
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