大学受験生にとって、6月は試験までの時間が近づいてくる一方で、まだまだ先のように感じられる時期です。この時期になると、勉強に対するモチベーションが下がり、焦りや不安が増してくることもあります。
夏休み前のこの時期を乗り越えることができれば、受験に向けて大きな一歩を踏み出すことができます。
実際にウチの娘もモチベーションが落ち込みました。
その経験を伝えて参考になればと思います。
第5回までのストーリーの概略
・2022年7月、自称進学校で落ちこぼれていた高校2年生の娘が突然「私、東大、目指す」と宣言
・「東京大学 現役合格」と紙に書いて、自分の部屋に掲げて東大合格を目指し始める
・8月の終わりに東大本番模試で偏差値29.5のE判定で自分の現在地を否が応でも知る
・学校の進路希望調査で「東京大学志望」を提出し、自他ともに勉強するしかない状況に追い込まれる
・9月に勉強するために塾を探し始める
・「河合塾現役館」、「東進ハイスクール」、「武田塾」の無料体験を受ける
・10月下旬に「家から自転車10分で近くて通いやすい」、「参考書での自学自習の勉強法を身につけられる」、「逆転合格を目指す」の理由で武田塾に入塾
・武田塾に入塾してから、毎日のように武田塾へ自習しに行き、勉強習慣を身に付ける
・11月の東進ハイスクールの「全国統一高校生テスト」で偏差値35.9を記録
・2023年1月の「共通テスト同日体験受験」で900点満点中の397点、偏差値47.4
・2023年2月の「東大入試同日体験受験」で440満点中の34点、偏差値27.6
・武田塾の参考書ルートや勉強スケジュールの指導により、勉強習慣が身につき自学自習できるようになったことから、2023年2月いっぱいで武田塾を退塾
・武田塾を退塾後、学校や図書館、自宅で自学自習して受験勉強を継続中


この記事は、埼玉県の県立高校の自称進学校に通う娘が、東京大学の受験へ向けてのストーリーです。
今回は第6回目です。
第5回めに引き続き2023年5月~6月末までの娘の勉強の状況を記載しています。
3年生になり、学校の友達も大学受験モードになったけど、引退前の部活の忙しさや部活の引退によって、勉強へのモチベーションがダウンした状況についてお届けします。
以降は都度、記事をアップしていき、2024年3月の大学受験合格発表までのストーリーをお届けしていく予定です。
ちなみに東京大学合格体験記ではありません。
実際にどの大学に合格し入学するのかは、現時点では分かりません。
あくまで東大志望の受験生の体験談ですので、ご理解のほどよろしくお願いします。
大学受験をしている高校生やその保護者の方の参考になれば幸いです。
娘のプロフィール(2022年7月東京大学を目指し始めた時点)
・埼玉県の県立高校(自称進学校:偏差値60代)に通っている高校2年生
・学校での定期テストの順位は1年の頃から320位前後(約350人中)
・英語が苦手で数学が比較的に得意
・塾に通っていない
・学校の課題の未提出がたまにある
・水泳部に所属
・高校受験で燃え尽きて勉強へのやる気が全く見られない
・勉強習慣が全くできていない
・いつもスマホをいじって、手放せない

父親の僕自身は娘の大学受験へ向けての勉強を通じて大学受験について研究を始めました。
大学受験の研究が楽しくなって娘のために情報を調べてあげたりと、娘の受験勉強を応援している立場です。
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6月はなぜモチベーションが下がりやすいのか?
一般的に6月はモチベーションが下がりやすいと言われています。
ウチの娘がモチベーションが下がった理由は、次のとおりです。
- 4、5月に勉強をがんばったから、その反動
- 部活が引退前で忙しい
- 自分が何のために勉強を頑張っているのかが分からなくなってしまう
それぞれ解説していきます。
4、5月に勉強をがんばったから、その反動
高校3年生になると周りの雰囲気も含めて受験生としての自覚が一気に高まります。
ウチの娘もその流れに乗っかり、今までにないくらいのモチベーションの高さで勉強に取り組んでいました。
そのおかげもあり、成績も少しずつ伸びてきていて、勉強の成果が出てきていたところでした。
5月の後半に河合塾全統記述模試が終わるくらいになると、急に失速し始めた感じです。
部活の忙しさもあり、勉強への集中力が落ち、モチベがダウンしていきました。
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部活が引退前で忙しい
ウチの娘は水泳部に所属しています。
娘の学校には室内プールがないので、学校のプールで練習を開始するのがGWとなっています。
高校3年生の水泳部の最後の大会が6月後半となっていたので、最後の大会前ということで、部活にみんな熱が入っていました。
部活の練習をしてから勉強となると、時間も遅くなりますし、疲れて勉強に集中できなくなります。
結果、勉強時間が減少してしまいました。
勉強時間が減少することによって、今まで勉強していた勉強習慣が崩れていくという負のスパイラルに入っていき、「部活を引退してから勉強を頑張ればいい」という気持ちになったのではと思います。
自分が何のために勉強を頑張っているのかが分からなくなってしまう
ウチの娘の場合、もともと東大を目指していた訳ではなく、東大に行った先輩の話を聞いて影響を受けて目指したこともあり、東大に行って何かをしたいというわけではありませんでした。
そのため、部活の引退の区切りでモチベが上がらない時に、ふと「わたしはなんで東大に行きたいのだろうか?」と思うようになったようです。
一度迷い始めたら、頭の中で迷いが増幅し、堂々巡りになっている状況で、勉強への集中力が著しく落ちていったようです。
モチベーションが下がった時の対策
ウチの娘が次の対策を実践しました。
- 家族と話したり、不安などを書き出す
- 行きたい大学や理想の大学生活を再確認しイメージする
- やっぱり持つべきものは友(友達に相談)
上記のことを実践した結果、2週間ほどでモチベーションは回復してきました。
家族と話したり、不安などを書き出す
漠然とした不安が頭の中で堂々巡りになっているので、モチベーション上がらない状況になっていると思います。
まずは身近な家族に話をするだけでも気持ちは落ち着いたりはするものです。
自分が抱えている不安や自分が何が気になっているのかを書き出してみるのも良いです。
紙に書き出すと客観的に自分を見つめ直すことができます。
頭の中でモヤモヤしていることを紙に書き出すことにより、頭からモヤモヤを出すような感覚になり、スッキリします。

実際に娘と話をしながら、娘が頭の中で考えていることをA4の紙に書き出させました。
学校行事が他の学校と比べて少ないことや授業の方式に不満を持っていて、学校が嫌になっていることが分かりました。
更に深掘りしたところ、部活を引退したことで学校では受験勉強だけとなってしまい、変化のない日々が残りの高校生活で続くことが嫌だったようです。
娘にとっては、適度なイベントが必要だったでしょう。
紙に書き出すことで客観的に自分を見ることができて、気持ちが楽になったようです。
行きたい大学や理想の大学生活を再確認しイメージする
東大のパンフレットを見たり、YouTubeで東大生の生活を見てイメージを膨らまして、自分の理想の大学生活を思い描くことで、やる気を出させようとすることも有効です。

やっぱり持つべきものは友(友達に相談)
やはり友達の存在は大きいです。
自称進学校では、周りの友達も大学受験に向けて頑張っています。
誰しも多かれ少なかれ、悩みがあるものです。
友達に相談することで、同じような悩みを持っている人もいるので、「自分だけがモチベダウンしている訳ではないんだ。」ということに気が付き、少しずつ気分が落ち着いてくると思います。
自分の周りに大学受験に向けて勉強を頑張っている仲間がいない場合は、「スタディプラス」というアプリがオススメです。
全国で受験勉強を頑張っている仲間と交流できるのみならず、勉強を管理するツールもあるので、活用してはいかががでしょうか?


落ち込んでいる時は、無理をしない方が良いでしょう。
自分ができる範囲で勉強すれば良いのです。
自分を見つめ直す良い機会と捉えて、自分が考えていることを紙に書くのも、客観的に自分を見れて良いと思います。
まとめ
6月は受験生にとってモチベーションが下がりやすい時期です。
ウチの娘がモチベーションダウンした原因は、
- 4、5月に勉強をがんばったから、その反動
- 部活が引退前で忙しい
- 自分が何のために勉強を頑張っているのかが分からなくなってしまう
となります。
高校3年生になってから、受験生としての自覚が出てきて頑張ってきたところ、反動が来るタイミングで部活の忙しさが加わり、勉強への集中力が減少しがちになるようです。
本当にやりたいことが見つかっていないことから、大学受験への迷いが出てきました。
モチベーションダウンへの対策として実践したことは、
- 家族と話したり、不安などを書き出す
- 行きたい大学や理想の大学生活を再確認しイメージする
- やっぱり持つべきものは友(友達に相談)
となります。
漠然とした不安が頭の中で堂々巡りをしているような状況になっているので、家族に話したり紙に書き出すことで、客観的に物事を捉えられて徐々に精神的に落ち着いてきます。
大学のパンフレットを見たり、大学生活をイメージすることで、目的を再確認できます。
そして、同じ学校の大学受験勉強をしている友達の存在は大きいです。
友達と話したり、刺激を受けることで自然と迷いは薄らいでいき、再び勉強へのモチベーションが上がっていきます。
受験勉強は長いのでモチベーション維持が大変だと思います。
夏休み前の6月の時期は忙しさなどにより、ふと気が抜けてしまう人もいますが、受験勉強には日々の継続が大事なため、頑張りどころだと言えるでしょう。
ウチの娘と境遇は違う部分もあると思いますが、参考にしていただければ幸いです。
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