千葉大学工学部総合工学科を志望している高校3年生の娘が、実際に受験する大学をどのように選んだのかをお伝えします。
共通テスト利用、国公立大学の後期、私立大学の一般受験などを合格可能性や金銭面などを踏まえて立てた戦略についての内容となります。
第13回までのストーリーの概略
・2022年7月、自称進学校で落ちこぼれていた高校2年生の娘が突然「私、東大、目指す」と宣言
・「東京大学 現役合格」と紙に書いて、自分の部屋に掲げて東大合格を目指し始める
・8月の終わりに東大本番模試で偏差値29.5のE判定で自分の現在地を否が応でも知る
・学校の進路希望調査で「東京大学志望」を提出し、自他ともに勉強するしかない状況に追い込まれる
・9月に勉強するために塾を探し始める
・「河合塾現役館」、「東進ハイスクール」、「武田塾」の無料体験を受ける
・10月下旬に「家から自転車10分で近くて通いやすい」、「参考書での自学自習の勉強法を身につけられる」、「逆転合格を目指す」の理由で武田塾に入塾
・武田塾に入塾してから、毎日のように武田塾へ自習しに行き、勉強習慣を身に付ける
・11月の東進ハイスクールの「全国統一高校生テスト」で偏差値35.9を記録
・2023年1月の「共通テスト同日体験受験」で900点満点中の397点、偏差値47.4
・2023年2月の「東大入試同日体験受験」で440点満点中の34点、偏差値27.6
・武田塾の参考書ルートや勉強スケジュールの指導により、勉強習慣が身につき自学自習できるようになったことから、2023年2月いっぱいで武田塾を退塾
・武田塾を退塾後、学校や図書館、自宅で自学自習して受験勉強を継続中
・2023年6月に部活を引退し、勉強へのモチベーションがダウン、夏休み前になんとか回復
・2023年の夏休みに今までの遅れを取り戻すべく勉強に励んだが思ったより勉強に集中できず
・2023年9月に模試の結果を確認し、東大レベルに全く到達していないことを痛感
・2023年9月に東大合格を諦め、志望校を千葉大に変更
・やる気の出る言葉を壁に貼ってモチベーションアップ!
・精神が不安定の中、受験勉強に励む
・共通テスト直前の冬休みにメンタルが回復し、集中して猛勉強
・共通テストで5教科7科目理系で900満点中、722点(80%)の高得点
この記事は、埼玉県の県立高校の自称進学校に通う娘が、東京大学の受験へ向けてのストーリーでしたが、2023年9月に東大合格レベルの到達不可能と判断し、志望校を千葉大学へ変更して千葉大の受験へ向けてのストーリーとなっています。。
今回は第14回目です。
第13回目に引き続き今回は、千葉大学を志望している高校3年生の娘が受験する大学をどのように選んだのか大学受験戦略についての話を記載しています。
以降は都度、記事をアップしていき、2024年3月の大学受験合格発表までのストーリーをお届けしていく予定です。
ちなみに東京大学合格体験記ではありません。
千葉大学合格体験記でもありません。
実際にどの大学に合格し入学するのかは、現時点では分かりません。
あくまで東大目指してからの千葉大志望へ変わった受験生の体験談ですので、ご理解のほどよろしくお願いします。
大学受験をしている高校生やその保護者の方の参考になれば幸いです。
娘のプロフィール(2022年7月東京大学を目指し始めた時点)
・埼玉県の県立高校(自称進学校:偏差値60代)に通っている高校2年生
・学校での定期テストの順位は1年の頃から320位前後(約350人中)
・英語が苦手で数学が比較的に得意
・塾に通っていない
・学校の課題の未提出がたまにある
・水泳部に所属
・高校受験で燃え尽きて勉強へのやる気が全く見られない
・勉強習慣が全くできていない
・いつもスマホをいじって、手放せない
父親の僕自身は娘の大学受験へ向けての勉強を通じて大学受験について研究を始めました。
大学受験の研究が楽しくなって娘のために情報を調べてあげたりと、娘の受験勉強を応援している立場です。
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大学受験校選びをするために受験生と親で話し合う
ウチの家族では、娘が大学受験をするにあたり、日頃から家族間で話し合いをしていました。
娘がどのような考えで大学受験に臨んでいるのかを聞いて、家庭の経済力などを考慮し、条件などを伝えています。
☆難解大入試に強い「Z会」の資料請求はこちら☆現役で絶対に大学に入学するのか、浪人もOKなのか?
ウチの娘は浪人は絶対に嫌だと言っていました。
1年間勉強だけに時間を費やすことは精神的に耐えられないとのことです。
現役に拘る場合は少なくとも1校は合格をもらうように受験校を選ぶ必要があります。
浪人もOKな人は、行きたい大学に絞って受験して、志望校に全集中するのもありだと思います。
自宅から通うのか、一人暮らしでも良いのか?(一人暮らしの場合の条件は?)
ウチの場合は国公立大学なら一人暮らしはOKで、私立大学は自宅から通うという条件を付けました。
ウチの娘は大学の近くに住みたかったので国公立大学に行くことを希望し、共通テストの結果が悪ければ、地方の大学も視野に入れていました。
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国公立大学入学にこだわるのか?
国公立大学の受験で悩ましいのが、合格可能性が低いところに出願するかどうかだと思います。
また、前期と後期(公立の中期)をどの大学のレベルで受けるかも悩みどころです。
ボーダーラインの大学を前期と後期(公立の中期)と受けて全落ちするリスクもあるのが怖いところです。
ウチの娘は国公立大学にこだわっていたので、千葉大学または東京農工大学のボーダーライン(C判定以上)以上であれば千葉大学または東京農工大学を前期で受験し、共通テストで点数を取れず厳しいようであれば、前期でAまたはB判定の大学を受験し、前期で確実に合格する大学を受験しようと話し合っていました。
後期(公立の中期)はレベルをかなり落としてでもAまたはB判定で確実に合格する大学を受ける戦略でした。
国公立大学にこだわらない人であれば、判定がCやDでもチャレンジしても良いかと思います。
合格した私立大学の入学金への支払いについて
ウチの家庭の方針としては、国公立大学を志望している以上、私立大学1校分の入学金の支払いはしょうがないと判断しました。
ただし、2校分は支払うことがないように受験スケジュールを組みました。
一つ決めていたこととしては、その大学しか受からなかったとしても行かない大学を受験しないことです。
私立大学の共通テスト利用の受験戦略
前提条件として私立大学については自宅(埼玉県の西武線沿線)から通うこととなっていましたので自宅から約1時間ちょっとで通える大学の中で選定をしました。
私立大学の共通テスト利用は共通テストの試験前まで申し込みと共通テストの試験後も受け付けているパターンの2通りがあります。
共通テスト試験前までの申し込みでは、
・中央大学理工学部精密機械工学科(4教科6科目)
・法政大学理工学部機械工学科(B方式:3教科4科目)
・法政大学理工学部機械工学科(C方式:5教科6科目)
を受験しました。
共通テストの自己採点結果(ウチの娘の共通テストの点数は5教科7科目(理系)で722点(80%))により、ウチの娘は共通テストリサーチを出した結果、
・中央大学:C判定
・法政大学のB方式及びC方式:A判定
でした。
共通テスト試験後の申し込みは、共通テストの自己採点の状況によって申し込もうと思っていたのが、
・成蹊大学理工学部機械工学科(S方式:4教科6科目)
・東洋大学理工学部機械工学科(中期:3教科3科目)
ですが、共通テスト前に申し込んでいた法政大学の合格が確実だったため、申込みをしませんでした。
上記の中で、国公立大学志望の人にオススメなのが、法政大学のC方式と成蹊大学のS方式です。
法政大学のC方式は、手続きの締め切りが3月25日なので国公立大学の後期(中期)の発表を見てからの手続きとなるため、国公立大学に合格した場合に無駄に入学金を払う必要がありません。
注意点としては、国公立大学受験をする人が狙ってくるので、高得点が必要なこと。
合格発表日が他の方式の入学手続き締め切り後の2月24日と遅く、確実に合格できる範囲になっていないと不安になるので結局、その前に合格した私立大学の入学金を振込む可能性があります。
成蹊大学のS方式は、手続きの締め切りが3月11日なので国公立大学の前期の発表を見てからの手続きとなるため、前期に合格した場合、無駄に入学金を払う必要がありません。
共通テストの自己採点をしたあとに申し込みができるので、受かる可能性があれば申し込むということも可能です。
更に成蹊大学のS方式は、入学者全員が「成蹊大学入学試験特別奨学金」の給付対象で、1年次の年間授業料の半額相当が給付されます。
法政大学の合格最低点を過去3年分を見たところ、うちの娘の得点が50点以上、上回っていたので合格は間違えないと判断し、私立大学の共通利用は、
・中央大学理工学部精密機械工学科(4教科6科目)
・法政大学理工学部機械工学科(B方式:3教科4科目)
・法政大学理工学部機械工学科(C方式:5教科6科目)
の3つのみとなりました。
やはり、共通テストで高得点を取ると共通テスト利用は圧倒的に有利で楽になることが分かります。
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国公立大学の前期試験の志望校の選び方
共通テストで722点(80%)の得点を取れたので、東北大学を受験することもウチの娘の頭の中に一瞬よぎったようですが、2次試験の対策がそこまで出来ていなかったため、やめています。
娘が迷ったのは千葉大学か東京農工大学のどちらを受験するかです。
千葉大学は総合大学で娘がイメージする楽しげな大学生活を送れます。
東京農工大学は自宅から近いことと、合格の可能性は千葉大より高いことです。
共通テストリサーチでは、
・千葉大学
河合塾:A(記述とのドッキング判定はD)
ベネッセ駿台:B
東進:B
・東京農工大学
河合塾:A
ベネッセ駿台:A
東進:A
となっていました。
11月に受けた東進の「千葉大学本番レベル模試」でE判定で2次試験対策をそこまでできていなかった娘でしたが、2次試験まで1ヶ月ちょっとあるので、しっかり対策をすれば合格レベルに到達できると考え、そして何より千葉大学に行きたいので千葉大学を受けることを決めました。
ちなみに共通テストの得点が取れていなかった場合、例えば60~65%程度とかだった場合は、千葉大学や東京農工大学を諦めて、前期でほぼ合格できる三重大学や宇都宮大学を受験する考えをもっていました。
ウチの娘は現役にこだわっていたので、千葉大学が無理だった場合は、前期で確実に合格する大学を受けるつもりでした。
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国公立大学なら一人暮らしは認めていましたので、大学の近くに住みたい娘の後期の志望校を選ぶ基準は絶対に合格できる大学としていました。
結論としては、埼玉大学を受けることにしました。
共通テストリサーチでは、
河合塾:A
ベネッセ駿台:A
東進:A
でした。
埼玉大学工学部機械工学システムデザイン学科の後期の点数配分は、共通テスト800点、2次試験が400点と共通テストで高得点を取ると圧倒的に有利です。
2次試験の科目が数学と物理で娘が得意とする科目であったため、後期受験となったとしてもほぼ合格することができる埼玉大学を受験することを決めました。
ちなみに共通テストの得点が取れていなかった場合、例えば60~65%程度とかだった場合は、ほぼ合格ができる宇都宮大学、岩手大学、高知工科大学なども候補としていました。
また、公立中期日程で三条市立大学も検討していました。
私立大学の一般受験の受験戦略
共通テストの結果を見て私立大学の一般受験を申し込む計画でいました。
結論としては、共通テスト利用で法政大学のC方式がほぼ合格となっていましたので、結果として一般受験は申し込みませんでした。
中央大学理工学部精密機械工学科の一般受験を受けるかどうかを考えたのですが、法政がほぼ合格、後期の埼玉大学もよっぽどのことがない限り受かる状況だったので、やめています。
時間とお金などのリソースを千葉大学の2次試験に全集中することにしました。
共通テスト利用での合格が微妙だった場合は、中央、法政、成蹊などの理工学部機械工学科を受けることを考えていました。
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まとめ
千葉大学志望の高校3年生のウチの娘が受験を申し込んだ大学は、
・国公立大学前期日程 :千葉大学工学部総合工学科機械工学コース
・国公立大学後期日程 :埼玉大学工学部機械工学システムデザイン学科
・私立大学共通テスト利用:中央大学理工学部精密機械工学科
:法政大学理工学部機械工学科B方式
:法政大学理工学部機械工学科C方式
の5つとしました。
あとは国公立大学の2次試験に全集中するのみです。
大学受験校選びについては、日頃から家族間で話し合っておくと良いでしょう。
・現役にこだわる or 浪人OK
・自宅から通う or 一人暮らしOK(条件は?)
・経済的なこと
国公立大学のみ、私立大学の入学金の支払いなど
・大学に求めること
これらのことを日頃から話し合い、共通テストの得点率によって、受験校をどうするのかをあらかじめパターンを決めておくことをオススメします。
また受かっても行かない大学は受験しないこともオススメします。
私立大学の共通テスト利用では、
・中央大学理工学部精密機械工学科(4教科6科目)
・法政大学理工学部機械工学科(B方式:3教科4科目)
・法政大学理工学部機械工学科(C方式:5教科6科目)
の3つのみとなりました。
国公立大学の前期日程は、千葉大学工学部総合工学科機械工学コースを申し込みました。
国公立大学の後期日程は、確実に合格ラインに到達できる埼玉大学工学部機械工学システムデザイン学科を申し込んでいます。
私立大学の一般受験は共通テスト利用で法政大学C方式がほぼ合格であることから、受験せずに千葉大学の2次試験へ全集中することとしました。
ウチの娘は、共通テストで高得点を取れたので、受験戦略が楽になったと言えます。
国公立大学志望の人にとって共通テストの得点を少しでも多く取ることが、受験戦略を立てる上では重要でしょう。
それぞれの大学の受験のパターンを研究して、無駄に試験を受けて時間とお金を無駄にせず、コスパ良く受験したいものですね。
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