自称進学校に通う高2の娘が東大を目指すストーリーです。
朝起きれない、スマホが手放せないなど、生活習慣が乱れている娘の生活習慣改善と勉強習慣を身につけることを目指して、「ポイント制お小遣い」というものを考えて、思考錯誤しながら実践しています。
「ポイント制お小遣い」とは、例えば「朝7時までに起きれたら1ポイント」、「1時間勉強したら1ポイント」といった感じで普段の習慣を実践できたらポイントがもらえて、逆に「ベッドで寝ながらスマホを見たらー1ポイント」とポイントが減る仕組みもあり、1ポイントあたり100円と計算して1ヶ月のお小遣いの金額が決まるものです。
2022年2月から「ポイント制お小遣い」を始めていますので、1年ほど経過していますので、成果も伝えられると思います。
結論から申し上げますと「ポイント制お小遣い」の効果はありました。
ポイ活のような感じでポイントが貯まっていく楽しさもあり、頑張ればお小遣いが増えるのはモチベーションアップにも繋がります。
お子さんの生活習慣をなんとか良くしたいと思っている方は多いと思います。
ポイ活感覚で楽しみながら生活習慣が良くなればと思います。
娘の「ポイント制お小遣い」について紹介していきます。
ストーリーの概略(高校2年生の2023年3月まで)
・2022年7月、自称進学校で落ちこぼれていた高校2年生の娘が突然「私、東大、目指す」と宣言
・「東京大学 現役合格」と紙に書いて、自分の部屋に掲げて東大合格を目指し始める
・8月の終わりに東大本番模試で偏差値29.5のE判定で自分の現在地を否が応でも知る
・学校の進路希望調査で「東京大学志望」を提出し、自他ともに勉強するしかない状況に追い込まれる
・9月に勉強するために塾を探し始める
・「河合塾現役館」、「東進ハイスクール」、「武田塾」の無料体験を受ける
・10月下旬に「家から自転車10分で近くて通いやすい」、「参考書での自学自習の勉強法を身につけられる」、「逆転合格を目指す」の理由で武田塾に入塾
・武田塾に入塾してから、毎日のように武田塾へ自習しに行き、勉強習慣を身に付ける
・11月の東進ハイスクールの「全国統一高校生テスト」で偏差値35.9を記録
・東進ハイスクールの「共通テスト同日体験受験」で偏差値47.4を記録
・東進ハイスクールの「東大入試同日体験受験」を受験
・勉強習慣と勉強方法が身に付き、学校や家で自分で勉強ができるようになったので、武田塾を退塾
この記事は、埼玉県の県立高校の自称進学校に通う娘が、東京大学の受験へ向けてのストーリーです。
今回はメソッド編として、
「ポイント制お小遣い」で良い習慣を身に付ける!
について紹介していきます。
都度、記事をアップしていき、2024年3月の大学受験合格発表までのストーリーをお届けしていく予定です。
ちなみに東京大学合格体験記ではありません。
実際にどの大学に合格し入学するのかは、現時点では分かりません。
あくまで東大志望の受験生の体験談ですので、ご理解のほどよろしくお願いします。
大学受験をしている高校生やその保護者の方の参考になれば幸いです。
娘のプロフィール(2022年7月東京大学を目指し始めた時点)
・埼玉県の県立高校(自称進学校:偏差値60代)に通っている
・学校での定期テストの順位は1年の頃から320位前後(約350人中)
・英語が苦手で数学が比較的に得意
・塾に通っていない
・学校の課題の未提出がたまにある
・水泳部に所属
・高校受験で燃え尽きて勉強へのやる気が全く見られない
・勉強習慣が全くできていない
・いつもスマホをいじって、手放せない
父親の僕自身は娘の大学受験へ向けての勉強を通じて大学受験について研究を始めました。
大学受験の研究が楽しくなって娘のために情報を調べてあげたりと、娘の受験勉強を応援している立場です。
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スマホが手放せない娘は生活習慣が乱れた
うちの娘がスマホで主にやっているのがInstagram、Twitterやゲームになります。
特にInstagramは中毒性が高いようで、友達やフォローしている人のストーリーなどをひたすらチェックし続けてしまい、生活習慣が乱れていました。
スマホを手放すことができず、勉強するときも目の前にスマホを置いて勉強していては、すぐにスマホをいじってしまい、全く集中して勉強できていませんでした。
夜もベッドの中でスマホをいじって目が悪くなったり、睡眠不足になって朝が起きられないという悪循環に陥っていました。
娘自身もさすがにスマホをやり過ぎて学校の課題が終わらないときに「スマホを壊したい」と言っていましたので、改善したい気持ちはありましたが、スマホの中毒性とは恐ろしく、自分の意志だけで簡単に改善できるものではありませんでした。
そこで娘と話し合い、「ポイント制お小遣い」を考えて始めてみました。
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「ポイント制お小遣い」とは?
ポイント制お小遣いとは、改善したい生活習慣や勉強などの項目が達成できたら、それぞれ毎日1ポイントずつもらえて、1ヶ月分でポイントの合計をお小遣いとする制度のことです。
上の画像がウチの娘の2023年2月のポイント制お小遣いの実際に使用していた様式です。
左に項目が書かれていて、各日毎に達成できたら「○」を記入し、1ポイント100円として換算してお小遣いを渡していました。
項目によっては、マイナスポイントになる項目も設定しています。
各項目の説明も示すことによって親子間での認識の違いが生まれないようにしています。
ポイント制お小遣いを始めるにあたって重視した事項は次のとおりです。
- 睡眠時間の確保
夜11時くらいまでに寝て、朝7時くらいまでに起きる - 勉強習慣を身に付ける
- スマホによる悪影響を最小限にする
- 娘にも趣旨を理解してもらい同意のもとに始める
親が勝手にルールを決めて押し付けても、子供は反発するだけです。ウチの娘自身も生活習慣を改善したい気持ちがあったので、話し合ってお互い納得のもとに始めています。
ポイントお小遣いの紙に「○」を付けたりするのは娘が自分で書くようにしました。
自己申告の部分もありますが、娘とのを信頼関係で成り立っています。
自分で毎日記入することによって、成果が実感できますし、ポイ活として楽しめると思います。
「定時に寝て、定時に起きる」簡単なようで難しい
「朝起きれない」ことから、その日の始動が遅れて生活習慣が乱れていくことが多いのではないかと思います。
「朝起きれない」ことの要因は「夜寝るのが遅い」ことが1番になります。
ウチの娘は中学時代から朝起きるのが遅く、いつも学校にギリギリで行く状況でした。
高校に入学後は、時には起きれず遅刻したり、時には休んだりしている状況でした。
早寝早起きを身につけさせようと夜早く寝るように声掛けしたり、朝も声掛けしたりしました。
また、僕自身も睡眠について勉強して、その知識をもとに娘に色々試しましたが、本人がそこまでのやる気がない部分もあり、全く改善されない状況でした。
途中からは「下手に言い過ぎると反発するだけで逆効果」と思い、「本人が失敗して自分で自覚して改善するのを辛抱強く待とう」という感じに切り替えました。
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ポイント制お小遣いを始めた当初は、「自分が宣言した時間に起きる」と1ポイントとしました。
自分が決めた時間なら起きるだろうということで、前日の夜に「明日は7時に起きる」と宣言したら、7時くらいまでに起きたら、1ポイントといった感じにしたところ、徐々に朝、起きれる日が多くなってきました。
続けていくうちに娘が忙しくて、前日の夜に起きる時間を宣言するのが難しいことに気が付き、現在は「7時20分くらいまでに起きる」と1ポイントにしています。
更に「7時20分までに起きれない」場合はー1ポイントにして、朝起きることを重視するようにしています。
ポイント制お小遣いを導入する前は妻が無理やり起こしたりと朝から非常に面倒な状態でした。
ポイント制お小遣いを導入してからは、自分から起きてくる回数が徐々に増えて、今ではほとんど自分で起きるようになっています。
夜寝る時間も設定し睡眠習慣の改善を図る
当初、夜寝る時間については、ポイント制お小遣いの中には組み込んでいませんでした。
スマホのアラームで起きることから、スマホを自分の部屋に持ち込んで寝ていましたが、どうやら夜ベッドでスマホをいじって睡眠不足になっていたことが判明しました。
そこで、「11時までに寝る」と1ポイント、「11時までに寝れない」とー1ポイントの制度と
更に、「スマホを部屋から出して寝る」と1ポイント、「スマホを部屋の中に入れて寝る」とー5ポイントという制度を導入しました。
-5ポイントは厳しいかとも思いましたが、スマホが睡眠の妨げの一番の原因であると考え、なんとしても改善したい項目ということで、娘にも納得してもらい導入しています。
「スマホを部屋から出して寝る」と1ポイント、「スマホを部屋の中に入れて寝る」とー5ポイントの項目の追加は2023年の2月からでまだ1ヶ月しか経っていません。
2月中は2回だけどうしてもスマホを持ち込んで寝てしまった日がありましたが、スマホを部屋に持ち込まないで寝る習慣がついてきたと思います。
「スマホを部屋に持ち込んで寝る」と-5ポイントの制度を導入して、普段当たり前のように部屋に持ち込んでいたスマホを部屋の外に出して寝るようになり、朝の目覚めも確実に良くなってきています。
なお、スマホはアラームの鳴る時間までに僕か妻が部屋に持っていっています。
勉強はスマホを手放さないと集中できない
勉強の集中力を奪う一番の要因はスマホです。
スマホは自分の視界に入っているだけでも集中力を妨げると言われています。
スマホには人間が中毒になるように巧みに設計されていて、目の前にあるスマホを自分の意志でいじらないでいることは、不可能です。
「スマホを部屋から出して勉強する(15分以上)」と1ポイントを設定し、更に「勉強の1時間毎(スマホを部屋から出さないとポイントにならない)」に1ポイントとしました。
そもそも自分の部屋では勉強に集中できない状況でしたので、始めた当初は、スマホをとにかく手放したくない気持ちが強すぎて、ポイントにならなくてもスマホを持ち続けていました。
状況が大きく変わり始めたのが武田塾に通い始めて、自分で勉強ができるようになり、自宅の和室に折りたたみデスクとイスを置いて勉強の環境を整えてからです。
「和室は勉強する場所」と意識付けることに成功し、自らの意志で勉強しようと行動したため、スマホを部屋の外に出して勉強することが普通にできるようになりました。
大人でも我慢できないのにスマホの中毒性は高校生が使用するのを我慢できないのは当たり前ですよね。
娘自身が勉強をしないとヤバいとなって初めて、スマホを手放すキッカケになりました。
ウチの場合は「和室は勉強する場所」と意識付けできたのが大きかったと思います。
「運動」「友達と遊ぶ」「ボランティア活動」「将来のための活動」も1ポイント
生活習慣を改善するための項目だけに、ポイントが付く制度にした場合はモチベーションが上がらないと思いました。
そこで高校生の多感の時期にいろんな体験をすることが今後の人生の充実につながると思い、次の項目を実施してもポイントになるようにしました。
・運動(部活を除く。)
・友達と遊ぶ
・ボランティア活動
・将来のための活動
・姿勢を良くして笑顔で過ごす
いろんな体験を楽しんでモチベーションを上げることができる項目としてとりいれています。
友達と遊びに行ってもポイントになるのは嬉しいのではないでしょうか?
勉強以外にも大切なことがあるので、それらも考えて行動してポイントをもらえれば良いかなと思って設定しています。
スマホをいかにして手放すことができるかがポイント!
何度も出てきますが、生活習慣を乱す一番の原因はスマホです。
・スマホは視界に入るだけでも集中力が低下
・スマホがポケットに入っているだけでも集中力が低下
・スマホのブルーライトは睡眠を妨げる要因
・スマホのゲーム、SNSは中毒性が高く手放せない
上記のようなスマホによる悪影響が言われています。
ウチの娘のスマホへの依存状態は、
・instagramをひたすら見る
・勉強している時でも手元にスマホを置いて通知が来たらすぐに見る
・夜寝るときにベッドで寝ながらスマホを見る
このような状態では、
・夜寝れないから朝起きれない
・勉強に集中できないから課題も終わらず成績も悪くなる
・成績が悪くなるから授業は面白くなく、学校に行きたくなくなる
・物事の優先順位が付けられないから何事にも時間がかかる
・目が悪くなる
とにかくスマホとの付き合い方を改善しないと大学受験どころか、人として普通に生活できなくなりかねないと思っていたところでした。
ポイント制お小遣いには、
・スマホを部屋から出して勉強
・スマホを部屋から出して寝る(出して寝たら+1ポイント、部屋に入れて寝たらー5ポイント)
・ベッドで寝てスマホ(ー2ポイント)
上記のようにスマホを以下に手放すかということをデザインしています。
スマホは便利ではありますが、中毒性の高い魅力的なコンテンツが人々の時間の奪い合いをしている状況です。
ましてや子供にとっては、その魅力に自分の意志だけで抵抗することは非常に難しいでしょう。
ポイント制お小遣いを上手く活用して、ポイ活のゲームを楽しむようにして、スマホとの付き合い方を改善するキッカケになればと思います。
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「ポイント制お小遣い」で良い習慣や勉強習慣が身に付いた
ポイント制お小遣いにしてから、良い習慣や勉強習慣を徐々に改善して身に付けることができたと思います。
ウチの娘は、音楽グループ「SEKAI NO OWARI」のファンで、ファンクラブに入ってコンサートに行ったり、CD、DVDやグッズなどを購入したりしているので、お金が必要になります。
また、友達付き合いでスタバのフラペチーノを食べたり、コンビニのスイーツを買ったりと何かとお金を使います。
ポイント制お小遣いでポイントを貯めて、ファン活動するための資金、友達付き合いやスイーツを買うお金をポイ活のゲーム感覚で貯めるモチベーションとなりました。
そのポイ活をする中で、良い生活習慣や勉強習慣を身に付けて、メリハリのある生活へと少しずつ改善している途中という状況です。
お金をモチベーションに変えるという、ちょっと邪道な感じもしますが、頑張ればお小遣いが増えて、生活習慣も良くなり、勉強もできるようになるのであれば、良いのではないでしょうか?
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「ポイント制お小遣い」の注意点
「ポイント制お小遣い」の注意点は次のとおりです。
・お互いに話し合って決める
・親の理想を押し付けない
・子供が頑張れば達成できる内容にする
・頑張ればもともともらっていたお小遣いより多くなる制度にする
・その月に決めた内容は基本的には途中で親の都合で変えない
・子供の状況に応じて制度の更新を図る
ついつい親はお小遣いをあげている立場だから、自分の言う通りに子供をコントロールしたくなると思います。
しかしながら、子供とはいえ一人の人間で自分の意志がありますので、押し付けるように言われると反発するだけです。
子供としっかりと話し合って、お互いに納得した上で項目を決める必要があります。
人間は欲張りでついつい理想を高く設定しがちですが、特に最初はちょっと頑張れば達成できるレベルの内容でポイントが付くようにした方が良いです。
また、もともとのお小遣いの金額よりは、頑張ると多くなるように設定してあげましょう。
生活習慣が身に付いて勉強ができるようになれば安いものです。
頑張っても、もとと同じ金額だとモチベーションは下がるだけですよ。
月が始まった以降の制度を親側の都合(子供をコントロールするため)による変更は、信頼関係を損ねるのでヤメましょう。
このお小遣い制度は頑張るとお小遣いが増えていくので、バランスが非常に大事になります。
子供の生活習慣の改善や勉強の頑張りなどに応じて、うまく調整をする必要があります。
制度を都度見直して、モチベーションの維持と必要以上にお小遣いが増えすぎないようにしましょう。
ウチの場合は、妻が娘を自分の理想のとおりにコントロールしようとしがちになります。
僕はその分、可能な限り公正に努めて、「ポイント制お小遣い」の制度を娘との信頼関係のもと運用するようにしています。
両親のどちらかが、冷静に判断できるといいのではないでしょうか?
まとめ
「ポイント制お小遣い」は生活習慣の改善や勉強習慣を身に付けるのに、ポイ活のようにゲーム感覚で取り組めて、役に立つ制度だと思います。
ポイント制お小遣いに特に取り入れるべき項目は、
・スマホを手放すようなポイント制度
・夜ちゃんと寝て、朝ちゃんと起きて、良好な睡眠時間を確保するための制度
となります。
注意点としては、ちゃんと子供と話し合って段階的に取り入れることです。
親の理想を押し付けても子供は反発するだけです。
子供自身も改善したいと思っていますので、よく話を聞いてお互い納得した上でポイント制度を一緒に作っていきましょう。
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